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免疫細胞療法を受けるメリット、デメリット

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先日、“週刊新潮に掲載された記事を読みました”という、大腸がんを患う60代後半の女性とそのご息女が来院されました。

手術は成功したが、術後1年半近くたって肝臓に転移が見つかったとのこと。

主治医からは手術を勧められているが、ご本人はできることならもう手術はしたくないからどうしたらいいものか悩まれていた時に、偶然、お嬢さまが歯科医院の待合室で週刊新潮に取り上げられていた、アベ・腫瘍内科・クリニックの免疫療法の記事に目をとめられ、当院の無料相談から予約されてご来院いただきました。

免疫療法という治療をはじめて知り、興味をもたれて、さらにインターネットで調べていくと、『QOLが上がるとか、免疫力が高まるなどいろいろと言われていますが、がん細胞を攻撃する以外に免疫療法を受けるメリットとデメリットがあれば具体的に聞かせて欲しい』と言われました。そこで、免疫細胞療法のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

免疫細胞療法のデメリットby Vive La Palestina

1.免疫細胞療法のメリット

免疫細胞療法は、体に負担をかけずにがん細胞を攻撃する以外にも、患者さまからさまざまな声が寄せられています。代表的なのが、

  • 髪が抜けなかった
  • 気持ちが前向きになる
  • 食欲がでる
  • いつもの暮らしができる

「髪が抜けなかった」という声は、抗がん剤と併用された患者さまからの声です。髪が抜けないどころか、髪の毛がツヤツヤしてきたという方もいました。その他にも抗がん剤と併用された方には、吐き気などの副作用全般が軽減できたと実感された声が多く寄せられます。

「気持ちが前向きになる」「元気になる」「やる気がでた」という声は、免疫療法の投与後すぐにあるいは、1クール目の途中に聞かれます。前向きになっていろいろな事がしたくなるといわれます。

「食欲がでる」という声は、精神的ショックで食欲不振だったり、治療の副作用で食事が困難になった方から寄せられました。

これらの嬉しいメリットはあくまでも患者さま個人の声となり、私どもで科学的に立証したものではないので、何卒その点をご了承ください。ただ、恐らく活性化したNK細胞やキラーT細胞は、インターフェロンなどさまざまな種類のサイトカインという物質を分泌するので、それらが免疫や代謝、神経などの働きの調整に関わるためではないかと推測しております。

免疫療法の場合は治療といっても患者さま側は、2週間に1回静脈採血と点滴や皮内注射を5回もしくは6回繰り返すだけなので、来院時に長時間の拘束がありません。薬剤とは違い自分の細胞を使って治療を行うので、ほとんど副作用がありません。だからこそ、仕事を続けながら、家事や育児を続けながら、「いつもの暮らし」ができるのです。

2.免疫細胞療法のデメリット

デメリットは唯一、治療費が健康保険の適用外ということになります。健康保険の適用になるよう計画中です。進展がありましたら、改めてご報告させていただきます。

デメリットという観点からはややずれますが、基礎体力が著しく低下している人には効きづらいことがわかっています。

  • 食事ができない
  • 自力では歩けない
  • 眠れない

という方は、体力のベースが整っていない状態といえます。免疫細胞療法は自分の体に備わっている、がんを攻撃する仕組みを活用して行う治療です。その仕組みで活躍するのは、さまざまな免疫細胞たち。樹状細胞ワクチンという免疫細胞療法の場合は特に、体の中にたくさんのT細胞という免疫細胞がある必要があります。それは、樹状細胞ワクチンからがんの情報をもらってがん細胞を攻撃するのはT細胞の仕事だからなんです。

細胞はタンパク質で出来ているので、栄養状態が悪く基礎体力が低下している方はどうしても免疫細胞療法が効きづらいのです。

また、デメリットという点からはちょっとずれますが、副作用については、ごく希に37~38度位の熱が一晩程度でる人がいます。強い免疫反応によるものなので心配はいりません。

3.まとめ

免疫細胞療法のメリット、デメリットをみてみると、メリットの方が断然に大きいと考えます。