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樹状細胞ワクチン製造に関わる一連の技術が、日本、米国に続き欧州でも特許成立

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成分採血法(アフェレーシス)を不要にした単球未分化増殖技術、樹状細胞製造方法及び樹状細胞ワクチン製造法に関する一連の技術に対する特許権を日本、米国に続き欧州で取得いたしましたので、お知らせいたします。

 

[特許取得の背景]
樹状細胞ワクチンは癌細胞を特異的に攻撃する細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を誘導するため、正常細胞を損傷させずに癌を治療することができるとして、近年臨床応用されています。樹状細胞ワクチンの製造のために必要な樹状細胞は、体内から直接分離することができず、患者の血液から単球を分離し、この単球を樹状細胞に分化させることで得ることができます。
従来知られる樹状細胞ワクチンを製造するために使用される単球を採取する方法は、成分採血装置を使用して血液中の白血球を分離する方法(アフェレーシス)が知られています。しかし、アフェレーシスは、装置の運用に費用がかかる上に、装置の操作のために高度な技術が要求されます。また、アフェレーシスでは、単球だけではなく、単球以外の成分(白血球や赤血球や血小板等)も含んだ混合物を採取するため、その後、単核球の分離工程を行うことが一般的です。
また、樹状細胞ワクチンの臨床応用に十分な量の単球を得るためにアフェレーシスを用いるには、体力的また時間的に(2~3時間を要す)患者への負担が非常に大きいのです。

[取得特許の概要]
欧州特許番号:EP2749639B1
発明の名称:PROLIFERATING AGENT FOR MONOCYTE, CULTURE MEDIUM FOR PROLIFERATING MONOCYTE, METHOD FOR PRODUCING MONOCYTE, METHOD FOR PRODUCING DENDRITIC CELL, AND METHOD FOR PRODUCING DENDRITIC CELL VACCINE
特許登録日:2016年10月12日

静脈採血による末梢血25mlから、単球を分離し効率的かつ簡便に増殖させ、樹状細胞へ分化、増殖させる技術、及び樹状細胞ワクチン製造法を確立した。

[本特許技術の意義]
1.樹状細胞ワクチン製造においてアフェレーシスを不要し、患者の心身的負担を大幅削減。
2.単球培養から樹状細胞ワクチン製造過程を短縮し、凍結保存せずに樹状細胞ワクチンを製造。凍結によって生ずる細胞の損傷や抗原提示能の低下を回避。
3.樹状細胞ワクチン製造のための単球を取り除いた残りの末梢血からNK細胞を培養・増殖することができる(日本特許第5856025号)。作用機序の異なる免疫細胞療法をわずか25mlの末梢血で、自然免疫と獲得免疫のハイブリッドで受けることができ、治療効果をより高めることができる。